【コラム】問い合わせが来るプロフィールの書き方
2025.12.26
●過去の実績と未来への想いを載せる
「はじめに」で過去の経験や実績に触れ、
「おわりに」では未来について語り、
プロフィールでは現在・過去・未来すべてを入れていきましょう。
とくに、出版業界の場合、
編集者はかならずプロフィールを確認します。
出版企画書を持ち込んでも、
そのまま通ることは珍しく、
プロフィールや実績を見て、
「こんな企画内容や本にしたほうが売れるのではないか」
と、編集者側と著者側が、
より内容をブラッシュアップして、
出版に至るのです。
本を出せる著者なのかどうかを見極めるために、
もっとも参考にされているのがプロフィールです。
だからこそ、こだわりましょう。
実績は、数字であらわすとわかりやすくなりますし、
説得力も上がります。
そのほかに、
お客様のBefore Afterを載せるのもおすすめです。
また、今後の展望では、
「このように社会貢献していきたい」
という想いや使命感も入れていきましょう。
実績や想いを込めたプロフィールになっていると、
大手企業、公的機関、社会性・信頼のある団体から
声がかかりやすくなります。
ここでは、実際に、国や大手機関、
メディアから声がかかりやすかったプロフィール例をご紹介します。
●プロフィールのポイント
売れるプロフィールには、大きく6つのコツがあります。
いま使っているプロフィールに、
この要素が入っているかどうかも確認してみましょう。
1 今回のターゲット向けの内容になっているか
2 数字(経験年数・お客様ののべ人数・売上・成約率・リピート率)が入っているか
3 著者自身か、お客様のBefore Afterが入っているか
4 理念(大切にしていること)が入っているか
5 メディア実績が入っているか(ある場合)
6 目安は1000字程度(A4サイズの紙の半分程度)
1 今回のターゲット向けの内容になっているか
プロフィールを書く際、実績が多い人の場合
「詳細を書ききれない」
ということも多々あります。
こんなときは、今回の本のターゲットに合わせて、
該当する内容だけを載せるようにしましょう。
多すぎると、読む人も混乱し、
かえって覚えてもらえなくなるものです。
本の内容と関わりのないものはあまり載せないほうが、
読む人の混乱を避けられるでしょう。
2 数字(経験年数・お客様ののべ人数・売上・成約率・リピート率)が入っているか
まず最初に、実績を洗い出して、
できるものはしっかり数字化していきましょう。
経験年数・お客様ののべ人数・売上・成約率・リピート率などが、
数字にできる情報です。
もし、数字が少ないものやパーセンテージの低かったものは、
あえて本に載せる必要はありません。
3 著者自身かお客様のBefore Afterが入っているか
本のなかで自分自身のコンプレックスや、
何かを克服した経験を書いているのであれば、
プロフィールにも自分のBefore Afterを載せましょう。
そうでない場合は、
お客様のBefore After例を載せてください。
実例があるほうが、読んでいる人にもイメージがわき、
「自分にも当てはまる」
「自分もこうなりたい」
と思っていただきやすくなるのです。
このようなBefore Afterの例は
3〜5つくらいあるといいでしょう。
実例は、同じような例に偏らないように、
仕事がうまくいったケース、プライべートが好転したケース、
親子関係や夫婦関係がよくなったケース…
というように要素を変えることで、
より多くの人にヒットしやすくなりますよ。
4 理念(大切にしていること)が入っているか
会社や協会、スクールを運営している人は、
理念も載せましょう。
理念に共感した読者は、
著者の本命商品に興味を持つようになります。
5 メディア実績が入っているか(ある場合)
メディア掲載実績を載せると、
社会性・権威性を示すことができます。
実績がある人にかぎられてしまいますが、
媒体が小さいところでも、
載せられる場合は記載しましょう。
メディアでなくても、
誰もが知っている企業や機関から声がかかった場合は、
プロフィールの後半に載せておくといいでしょう。
ただし、団体に寄っては掲載不可の場合もあるので、
掲載前に確認をとってくださいね。
6 目安は1000字程度(A4サイズの紙の半分程度)
紙の本の場合、プロフィールは1000字以内が目安です。
電子書籍の場合は文字数の制限がありませんが、
同じくらいでいいのではないでしょうか。
作成する際は、少し量が多くてもいいので、
目次のネタ出しと同様に、まず書き出してみて、
そのあとから削って調整するようにするといいでしょう。
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