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出演ラジオで紹介 代表星野の起業ストーリー(5/13)

2019.5.13

皆さま、こんにちは。

以前ブログでご紹介させていただいた代表星野のラジオ出演ですが、
たくさんの方に視聴していただき、
ご感想などもいただいたりと、大変な反響がありました。

皆さま、ありがとうございます!

本日は、ラジオ出演のときに、
代表星野の起業ストーリーをまとめていただいた際の文章を掲載させていただきます。
よろしくお願いいたします。

* * * * *
転勤族の父を持つ星野が生まれ育ったのは、大阪府上新庄。
ユニークな人々の集まる街で、たくさんの幼馴染たちと
大家族のような生活を送っていた。

初孫だったこともあり、母方の祖父には特に深い愛情を注いでもらった。
離れて暮らしてはいたが、春、夏、冬の長期休暇のたびに、
祖父と過ごす大切な思い出が増えていった。

祖父は、星野の生き方を定めてくれた人でもある。

人として誠実であること。
決してずるいことはしないこと。
人が見ていないところでも、努力を怠らないこと。

これらを守って、祖父に恥じない生き方をすることが、
今も変わらず、星野の指針になっている。

幼少期は、よく言えば感受性豊かな子。
課題を言えば、人見知りで敏感な面もあり、
人はどうして生きているんだろう
人はどうして死ぬんだろう
と、延々考える変わった子どもでもあった。

そんな、同級生と分かち合えない心の隙間を埋めてくれたのは、
たくさんの本だった

転機が訪れたのは小学校6年生のとき。
父親の仕事の関係で、大阪から名古屋に転校した。
大阪も名古屋も個性的な文化を持っている。
同じものを見ても、大阪ではAが正しいとされ、
名古屋ではBが正しいとされる。
住む土地によって、こんなに価値観が違うのかと困惑する日々。

そこで思った。
価値観に、「正しい、間違っている」という観点はないのかもしれないと。
それならば、人にも世の中にも流されず、自分の目で見て感じて確かめよう。
「自分の価値観」に沿って、人生を選択していこう
そう心に決めた。

高校時代は、『自分はどんな大人になりたいか?』を真剣に考えた。
人としての土台ができる幼少期について深く学べば、
あらゆる仕事に活きるのではないかと思い、
児童心理学を研究できる大学を選んだ。

入学と同時に、担当教授との運命的な出会いに遭遇する。
60代のその女性教授は、翻訳家・研究者として数多くの書籍を出版し、
子どもを3人育てあげ、夫とも素晴らしい関係を築いていた。

結婚しても、子どもを産んでも、ずっと働き続けなさい。
社会とつながることは、人生の大きな価値になるのですから

そうアドバイスされた大学1年生のとき、
結婚も、出産も、育児もしながら、一生涯働く人生を歩もうと決めた

今でもその教授の言葉は、星野の原動力になっている。

大学時代は、サークルと部活動を掛け持ちしていた。
1つは東京大学のテニスサークル。
そこで出会った東大生の頭の良さに感嘆。
一度教科書に目を通しただけで、すべて暗記してしまう学生もいた。

テニスの練習をしたあとに、朝まで毎日研究を続ける先輩も少なくなかった。
地頭もいいうえに、驚異的な集中力で物事に没頭し続けられる人たち。

皆、超一流企業や国の中枢機関へと進んでいった。
『こんなに優れた人たちがいるなか、
中途半端にしかできない分野で仕事をしても、到底かなわない。
世に出たら、自分の得意分野で勝負するしかない
20歳で悟った。

もう1つが、星野の通う大学の体育会少林寺拳法部。
こじんまりとした弱小チームだったが、
道着を着てみたいという不純な動機で、初心者から始めた。

でも、技の美しさに没頭し、練習を重ねて1年強、
ノーマークのところから大逆転で関東大会個人優勝。
全国大会7位に入賞。

以来、毎年表彰台に名前を呼ばれる競合大学として名を連ねるようになった。
優勝時に、しんと静まり返った日本武道館で、
模範演武をさせてもらった2分間は、
今でも忘れられない思い出だ。

だが、大きな危機もあった。

当時から全国で廃部が相次いでいた大学の少林寺拳法部。
星野の大学も、苦戦していた。
次の代で新入生がひとりも入部しなかったら廃部になる。
そんな最悪のタイミングで、星野は主将に任命された。
伝統ある部を潰してはならない。
部を廃部に追い込んだ主将として語られるのも嫌だ。

でも、女性しかいない大学で、
わざわざ汗臭いイメージの漂う体育会系の部活動に入りたい人などいるだろうか。

…でも、やるしかない

そこで、星野は勝負に出た。
毎年、全新入生たちへのレクリエーションとして、
大学公認の部活動を3分間ずつ紹介するコーナーがあった。
ほとんど誰も聞いていない、新入生にとっては退屈極まりない時間。

星野は、それを逆手にとった。
ほかの数十の部が、持ち時間3分で、スピーチ原稿を読みあげるなか、
インパクトが残る寸劇コントを1分1本、計3本実演することに。

ワンピース姿の女の子(星野)が、大仏のお面をかぶった痴漢に襲われるという設定だ。
「何が起こるの⁉︎」と客席が沸き立つなか
ワンピースの女の子(星野)が数々の華麗な技を繰り出して、
大仏くんを投げ飛ばしていく。

電車の痴漢編、しつこいキャッチセールス編、別れてくれない恋人編。
静まり返っていた会場は、歓声と笑いで大揺れした。
そして、寸劇の最後に、こんなキャッチフレーズを投げかけた。

かわいくて、かっこいい女性になろう!

後日実施した少林寺拳法部の説明会ブース。
前年はわずか3人しか訪れなかった体育館に、150人の新入生が押し寄せた。
受け入れきれないほどの人数が入部を決め、
星野の大学の少林寺拳法部は、たった1年強で、日本一の部員数になった

目指すビジョンを語り、共感してくれる人を募り、
人が入れ替わっても10年続く仕組みをつくる――

このときに肌で体感した経験が、
星野が経営に興味を抱く大きなきっかけになった。

現在、会社の事業の柱となっている出版関連の仕事は、大学院在学中から始めた。

子ども時代から、自分を支えてくれた本。
たくさんの世界を見せてくれた本。
価値観の幅を広げてくれた本。
今度は、自分がつくる側にまわりたい。
そう思い、出版業界に身を置くことにした。

つくり手にまわるようになってからは、なおさら
本や文章は後世に残るもの』、
自分の死後も残る、次世代の智慧となるもの
と強く感じるようになった。

就職した出版社では経営雑誌を担当。これまでに4000人近い経営者と会ってきた。
たくさんの経営者を取材するうちに、
経営者自身の身の上相談や経営の相談も受けるようになった。

その後、書籍専門の出版社に移り、
ビジネスだけではなく、心理学・恋愛・子育て・教育・健康など
多岐にわたるジャンルの出版に携わった。

経営者(著者)とのつながりは、どんどん深くなっていった。
そして、20歳の頃から目標としていた30歳で独立。

前職の出版社をはじめ、数多くのありがたい縁に恵まれ、創業時から現在まで、
ほぼ一度も営業することなく、右肩上がりを記録し続けている。

星野が現在もっとも力を入れているのが、
男性経営者・国を動かす人々のブランディングだ。
関わった経営者の100%が、業績を伸ばしているという。

読者が求める企画×経営者(著者)の強みを活かせる企画=本も事業も売れる

という構図を常に意識。

その結果、日本の書籍の平均重版率が2割を切る時代に、
いまだ8割以上の重版率を維持している。

星野が経営者や政治家のブランディングの先に見据えているのは、
日本を豊かにする』こと。
素晴らしい人・企業の智慧を世に広めれば、日本は大きく発展する

だから、次の世代を担う子どもたちに、生きる智慧を残そう――

そんな壮大なビジョンを掲げて、スタッフ10名と事業を運営している。

経営雑誌記者時代から出会ってきた4000人の経営者のなかには、
少なからず堕ちて行く人たちもいた。彼らに共通していた点は、

・長期的な視点がない
・志がない
・自分の利益ばかり考えている

当たり前だが、そういう人はいつの間にか消えて行った。
だからこそ、譲れないポリシーがある。
売れればなんでもいいというスタンスで本を出すことも、
経営者の宣伝のためだけにブランディングすることもしない。

志がある経営者と、社会に求められているテーマの本を世に出していく。
そう決めている。

そんなポリシーに則って出版した本が売れたときは、最高に嬉しい。
本がヒットし、良質な顧客が増えて売上が250%になった企業や、
本から数多くのファンが生まれ、内閣府の仕事の依頼がきた経営者など、
絶対に世に出てほしいと思った人が、引く手あまたな存在になったときには、
このうえない喜びを感じる。

何より、渾身の力作がヒットしたときには、
著者・出版社・制作者・読者が一体感を味わえる。
この瞬間がたまらないのだという。

逆に、予想以下の結果になったときには、いつまでもクヨクヨと落ち込む。
もうちょっと良い打ち出し方がなかったか。
時代が早すぎたのか。
デザインのバランスが悪かったか。
キャッチフレーズが読者に刺さらなかったか…。
二度と繰り返すまいと、延々反省し、考える。

失敗からも、いろいろ学んできた。
最近では、書籍だけでなく、ホームページやチラシ、会社案内、
講座の設計やパワーポイント資料などの作成を
一括で依頼してくる経営者も増えており、
「伝わる文章・伝わるデザイン」を多分野に応用させている。

文章にまつわる仕事に取り組む際に
星野の会社が一番魂を込めて取り組むのがヒアリングだ。

相手の持っている持ち味を引き出すために、徹底的に話し手の言葉に耳を傾ける。
言葉にならない信念や情熱まで汲み取る。
そして、読み手が一体感を味わえる文章で、魅力を伝える。

どうすればその人の素晴らしさがもっと伝わるか。
難しいものをもっともっとわかりやすくするにはどうしたらいいか。
受け手が求めている情報を伝えられているか。

会社のチームメンバーで、意見を交わし合うとき、
皆、三度の食事を忘れるほど夢中になるそうだ。

会社に所属するメンバーは全員女性たち。
経営者をアップグレードする女性クリエイターであることを、日々意識している。

現在の10人体制を、3年で50人にして、あらゆるニーズに応えたい。
依頼が激増しているため、採用と育成が当面の課題でもある。
失われた20年が30年になろうとし、少子高齢化は進むばかり。

閉塞感が漂う日本の国力を上げるために、
経営者を底上げする女性クリエイターたちが、今、動き出そうとしている