新規リスト900名超を獲得し、講座への問合せも急増!
2024.12.26
今回は、電子書籍を出版して、
活動の幅が大きく広がった方の例をご紹介します。
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侑季蒼葉(ゆうき・あおば)
一般社団法人伝筆®協会 理事長
目に見えない「声」を「形」にしたいと筆ペンに着目し、
誰でも、一定以上のグレードの「うまさ」を再現できるメソッドを体系化。
「筆に想いをのせ 伝え合う喜びへ」を理念に、
国内外300名を超える講師とともに、
5年で4万人以上の手書きの悩みを楽しさに変えた。
字の上達講座で挫折する人も多いなか、
一本の筆で人生が変わる人が続出している。
●出版を機に、理想の状態に近づいている
出版でリストが900名ほど増え、
無料講演会にも150名ほどの方々にご参加いただきました。
出版後は、メルマガで関係性を築くことに注力しています。
また、出版してから伝筆®協会のホームページ経由で、
教室の申し込みやお問合せを多数いただくようになりました。
これは、受講生の皆さんが応援してくださったおかげで、
伝筆®協会や「伝筆」そのものが知られるようになった、
ということが関係しているかもしれません。
そもそも、電子書籍を出版させていただいた理由のひとつに
「オンライン上でも伝筆を知っていただきたい」という想いがありました。
伝筆の認定講師のもとに講座の申し込みが入ってほしいということも
出版した意図のひとつだったので、理想の状態に近づいています。
●若い層からの問合せが増え、協会の年代層も広がった
電子書籍出版のよさは、
デジタル化が進んでいるなかで検索してもらいやすいところです。
以前出版した紙の本は、
年代の高い方が書店で買えるのがメリットでしたが、
若い人たちとはつながりにくいところがありました。
電子書籍は若い人たちが気楽に購入し、スマホで読める利点があります。
子育てをしているおかあさんたちも、
電子書籍を読んでくださっているようです。
何か没頭できる趣味を見つけたい子育て中のおかあさんが、
認定講師に問合せをしてくださっていることもあり、
協会の年代層が広がってきたことを実感しています。
電子書籍を通じて、
若い層やこれからオンラインを使っていこうと思っている人たちに、
伝筆を知ってもらうことができましたし、
気に入ったらペーパーバック(電子書籍を紙の本として印刷販売できるサービス)で
しっかり読みたい、という人たちもいるので、
電子と紙の書籍の両方を網羅できるところが、電子書籍の強みですね。
●電子書籍には、著者の「想い」をダイレクトに込めることができる
以前、紙の書籍を出版したとき、
伝筆®協会なので筆ペンに特化した内容にしたかったのですが、
ボールペンによる「ペン字」のほうが読者層は広がる、
という出版社さんの意向があり、
ペン字を使ったページを入れることになりました。
じつはこの点が、とても苦しかったところです。
一方で電子書籍は、出版社が関わらないので自分が届けたいことに特化でき、
「なぜこのコンテンツを世の中の人に知ってもらいたいのか」
という想いを込めることができます。
認定講師たちにも、
わたしの想いを知ることができたと言ってもらえたので、
活動の後押しにつなげることができました。
想いやストーリーを自由に入れられるところは、
紙の書籍では実現できなかった部分です。
わたしたちはただ字を書いているわけではなく、
大いなるミッションを持って取り組んでいるので、
そこを表現できたのもよかったですね。
最近「先生になりたい」と言ってくださる生徒さんも、
ただ字が上手になればいいという目的からではなく、
わたしたちの協会の想いに共感して来てくださるようになってきました。
同じような価値観を持った人たちが、
「こういうふうに字を使いたいから、伝筆がいい」
と言ってくださることを、とても嬉しく思っています。
●これから出版を考えている人へ
出版は仲間がいると思うだけで、本当に心強いことです。
コミュニティや友人知人だけでなく、
電子出版講座の仲間からもたくさんの応援をいただき、
WEBライブも開催していただきました。
出版当日の朝、みんなが集まる
Facebookライブで応援していただいたことは、
いまでも忘れられません。
また、出版のプロチームが関わってくださり、
Amazonという未知の分野について教えていただけたことも、
とても助けになりました。
わたしが紙の書籍を出版したときは、
書いたものを編集者さんがバージョンアップしてくださいましたが、
出版未経験だったために非常に大変でした。
情報や想いを共有できる仲間もいなかったので、
ひとりで奮闘していた記憶があります。
一方で、取材に答える形で文章化をプロにお任せする場合は、
書籍の制作を安心して進められ、
自分はリスト取得や講演会への呼び込みに専念することができます。
これから電子書籍の出版を考えているなら、
ぜひ参考にしていただければと思います。