ビジネスは「逆算思考」で発展させていく
2025.2.5
●目標は、なりたい未来から考えていく
あなたはいま、未来の目標を決めて動けていますか?
わたしたちは「3年で年商1億円」を目標に、
ビジネスを考えることを提案しています。
ビジネスでは、長期計画・中期計画・短期計画が重要です。
ところが、意外と長期計画を立てていない人が多いため、
今月の集客や売上といった目先のことに追われているケースが少なくありません。
そのため、わたしたちは、
1 1年間に3〜4回の本命講座を計画する
2 本命講座につなげるフロント講座を考える
3 リストを集める
というように、ゴールから考える「逆算思考」を提唱してきました。
そして、わたしたち自身も、ビジネスを立ち上げる際には、
・なぜ、そのビジネスをつくるのか?
・10年後すべてがうまくいったら、どんなビジネスになっているか?
という想い、理念から考えるようにしています。
じつは、この「理念」の部分こそが、
ビジネスが拡大するかどうかを左右する最大のポイントなのです。
●年商1億円を目指す「しくみ」を持っていますか?
会社を1億円規模にし、さらに維持するには、
「理念」と「しくみ」が必要です。
たとえば、しくみのない失敗例には次のようなものがあります。
(例)年商1000万円を達成するために、1万円の講座を用意する
1万円×1000名=1000万円
そのために、ウェビナー(オンラインセミナー)に力を入れたり、
リストを購入したりする人も大勢いますが、
1000人も集客するのはあまり現実的ではありませんよね。
もし達成できたとしても、それは、
たまたまそのとき集客方法が合っていただけです。
近年、集客方法は1年で廃れてしまうので、
常に新しい手法を取り入れ続けなければいけません。
ですから、しくみがないことで、集客がうまくいかず、
ビジネスが失敗してしまう人も大勢いるのです。
●理念としくみがなければ1000万円にも到達できない
安定して売上を上げ続けるには「理念」と「しくみ」が必要です。
1 理念
前項でも触れましたが、ビジネスは理念ありきです。
「誰を、どうしあわせにしたいのか」を、常に語れるようにしてください。
理念を掲げることで、それに共感した
スタッフやお客様が来てくれるようになります。
逆に、理念のない収益モデルでは、
何度挑戦しても結局はうまくいかないでしょう。
2 しくみ
年商3000万円、1億円を目指すなら、
まず最低でも、1000万円を売り上げる力としくみが必要です。
たとえば、年商1000万円を目指すなら、
30万円の本命商品×30名で1000万円をほぼ達成できます。
でも、30万円の本命商品×100名で、
年商3000万円は難しいでしょう。
ここで、しくみが必要になるのです。
・縦展開で、顧客に上位講座(高額商品)を用意する
・横展開で、顧客に30万円程度の違う講座を用意する
という流れをつくって、年商3000万円を目指しましょう。
●3000万円を超えるには、「しくみ」と「組織」が必要!
講座ビジネスの場合、この「3000万円」にひとつの限界があります。
さらに売上を上げるためには、
次のような2つの取り組みが必要です。
・広告を打ち出す
・組織・コミュニティをつくる
3000万円で満足するか、さらに上を目指すかは、
人によって分かれるところでしょう。
目標の数字によって、計画や必要なしくみは変わります。
だからこそ、1年後・3年後の目標を決めることが大切なのです。
●スピードを重視しすぎると、売上は長続きしない
よく「1年で1億円まで達成させたい!」という目標を掲げて、
ビジネスを展開しようとする人を見かけます。
ただ、短期間で急激に売上を上げようとすると、
一時的には達成させることができても、
「理念」と「しくみ」がないことによって、ゆり戻しが起こり、
急速に上がった分だけ急速に下がるということが起こりがちです。
ブランドは、着実に積み上げて発展させていくものです。
理念をしっかり言葉にし、ノウハウとともに書籍の形に落とし込み、
目に見える形にして前面に打ち出すこと。
これを定期的に実践できているかどうかで、
盤石に基盤を構築できるかどうかが変わっていきます。
数字を計測することも、ビジネスに欠かせない要素ではありますが、
スピードや数字だけに踊らされないようにしましょう。
そのために、
「3年かけて盤石なビジネス体制をつくること」
「3年かけて1億円を視野に入れること」
を、ぜひ意識してみてください。