【コラム】出版は事業承継にも極めて有効
2026.7.14
●出版は経営者の想いを言葉にして残すためのもっとも有効な方法
昨今では、事業承継がうまくいかず、
M&Aによる売却や廃業が少なくありません。
多くの中小企業が、
「後継者がいない」
「子どもが会社を継ぎたがらない」
といった現実に直面しているのです。
設備も技術も整っているのに、
最後の「想い」の部分が伝わらず、
承継がうまくいかない会社も
多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、
経営者の想いを形にする電子書籍の出版です。
出版には、
「事業承継を円滑にし、理念を未来につなぐ」という、
採用やブランディングを超えた
もうひとつの大きな力があるのです。
経営のバトンリレーを難しくしているのは、
現在の経営者と後継者候補であるお子様などとの
「想いの断絶」であることが多く見られます。
出版は、経営者の想いを言葉にして残すための、
もっとも有効な方法であると言えます。
決算書では伝えきれない経営者の哲学や信念を、
一冊の本という形で後世に残すことができれば、
・どのような理念で会社をつくり
・どのような葛藤や失敗を経て
・どのような想いで社員や地域と向き合ってきたのか
という「会社の魂」を、
後継者は感じ取ることができるはずです。
このような「経営のストーリー」を綴った本は、
次の世代にとって何よりの道しるべになるでしょう。
●事業承継は経営者の意思、仕事への誇り、社員や地域への感謝を受け継ぐこと
実際に、製造業を営む父親が
自身の事業に対する考えをまとめた
電子書籍を出版したところ、
お子様が自ら会社を継ぐ決意をしたケースもあります。
決して飾らない言葉で、
真っすぐな想いが綴られていた本を見たお子様は、
ページをめくるうちに
知らなかった父の努力や覚悟、
社員への深い愛情を知り、
感じるものがあったのでしょう。
事業承継は、
単に会社の株や資産を引き継ぐことではなく、
「経営者の意思」「仕事への誇り」「社員や地域への感謝」
を受け継ぐことではないでしょうか。
想いは目に見えないからこそ、
多くの経営者が
「伝えたつもりなのに、伝わっていない」
という壁にぶつかります。
出版は、その壁を超える手段になります。
たとえ本人が引退したあとでも、
ページをめくれば声が聞こえてくる、
そんな熱を持った承継ができるのです。
出版は、「社内承継」だけでなく
「親族外承継」にもM&Aにも効果を発揮します。
事業を引き継ぐ人や企業にとって、
前経営者の理念が記された本は
貴重な資料だからです。
後継者が本を読むことで、
会社の背景や価値観、
判断基準を理解しやすくなり、
承継後の方針決定がスムーズになるはずです。
「本を残すこと」と「会社の魂を残す」ことは、
イコールではないでしょうか。
経営者が自らの言葉で、
未来に向けて想いを綴れば
今後の経営を支える存在になるでしょう。
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