独立7年目の新しい期〜過去最高益に感謝〜(3/22)
2017.3.22
こんばんは。
星野友絵です。
独立して7年めに入りました。
個人としての独立は2011年の1月ですが、
会社の設立日は3月6日なので、
今月から新しい期に突入しています。
個人的な話になりますが、
この1年間は大激動でした。
活動の枠を広げたことや、ありがたいご縁に恵まれて
現在、これまでの数倍のお仕事のご依頼をいただいています。
…と同時に、子育てをしながら働いた、はじめての1年でもありました。
度重なる入院と、妊娠直後から出産前日まで続いた激しいつわりを経て
一昨年の12月に出産してからというもの…
ひと言でいえば、毎日が必死でした。
出産の直前直後の2カ月間で2冊の本の原稿・ゲラを
作成するスケジュールになっていたので、
出産前日まで仕事をして、産後1週間で復帰。
ただ、10カ月間続いたつわりと、
出産時に受けた身体へのダメージが大きく、
這いつくばって仕事と授乳・育児はするものの、歩くのもやっと。
最初の1カ月は、両親や主人の母のサポートも受けたり、
著者さんや出版社さんには、
東京の自宅会議室に来ていただいたりして
なんとか乗り切っていました。
1年間は、子どもと一緒に過ごしながら仕事をしたい思いがあったので、
2カ月目からは、はじめて、スタッフにも完全常駐してもらうことに。
加えて、今後の事業を見直した結果、
産前までは5割超の売上を占めていた事業を
勇気を出して手放す選択もしました。
もともとの性格が心配性で堅実派なので、
こんなダイナミックな変化は、独立後はじめてのことでした。
「出産直後で果たしてどれくらい働けるの?」
「子どもとの時間も目一杯大事にしたいけど、
働ける時間が、出産前に比べて5割減になっている…」
「新しくいただいたお仕事の期待に応えられる!?」
「こんなタイミングで新しい事業形態にしたけど、売上は大丈夫なの!?」
「スタッフのことも食べさせていかなければ!」
「税金が………高い」
と…勝手にあれこれと背負い込んで、
何度も何度も不安がわいてくる日々。
身体にはかわいそうなことをしてしまった時期もあったと思います。
そんな状況のなかで走った1年だったので、
1年を終えて、過去最高の増収増益で着地できたのは、
ごほうびのように感じられました。
ご一緒してくださっているまわりの方々、ビジネスパートナーや
クライアントさんたちにも、心から感謝しています。
大変なときには、人の本当の姿が見えます。
いまご一緒させていただいている方々は、
妊娠中にこちらを気づかい、
「無理しないで。待っていますから」と言ってくださった方々ばかりです。
キャリアが分断されがちな産後に、
例年以上にお仕事のご依頼をいただけていることは、
本当に本当に、ありがたいことです。
待ってくださっている方々がいることは、
大きな励みになりました。
そんなこんなで必死な日々ではありましたが、
もちろんそれだけではなく、
息子とスタッフ、そして主人や親を含めた家族に支えられた
この1年は、私にたくさんのしあわせと自信を与えてくれました。
毎日、息子やスタッフと3人で行動することも多く、
打ち合わせ先に一緒に連れて行ったり、
取材のあとにそのままお出かけしたり、
本づくりの気分転換で船に乗りに行ったり、
打ち合わせついでにぷらっとディズニーランドに立ち寄ったり、
女性著者さんたちから、
働くおかあさんとしてのアドバイスをいただけたり、
日々、かわるがわる仕事関係の方々に息子を抱っこしていただいたり、
クライアントさんとのランチに、
子どもやスタッフもご一緒させていただいたり…
生後2週間から、人生の先輩であるたくさんの素敵な大人に接し、
とっても人好きに育ってくれている息子を見ていて、
うちの家族にとってのこの1年間は、
きっといいものだったのだろうと感じることができました。
女性の起業は決してラクではない。
でも、起業していなかったら、こんなに自由な生活はできなかった。
心を込めて尽力すれば、たいていのことは叶えられるんだと、実感できた。
子どもが生まれて、強くなれた。
私にとっては代え難い1年でした。
女性としてのしあわせも、
母としてのしあわせも、
仕事のしあわせも、
自分で手にできる人生を送れる女性が増えたらいいな。
妊娠してからというもの、思うところがあって
自分のことを発信することはお休みしていましたが、
そろそろ再開して、その時々の思いや気づきを、
正直に綴っていこうと思います。
同じようにがんばっている人や
これからの女性たちに、少しでも役立ちますように。