新刊☆『発達が気になる子どもへの関わり方を教えてください! 〜発達障がい、グレーゾーン…』発売 !(4/29)
2022.4.29
こんにちは。
サイラスコンサルティング メンバーの牧内です。
本日は、新刊のお知らせです!
中村敏也さん著
『発達が気になる子どもへの関わり方を教えてください! 〜発達障がい、グレーゾーン…』(かざひの文庫)
が、本日4月29日に発売されました!
弊社は出版総合プロデュース、企画、編集、制作、イラストを担当させていただきました。
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令和元年の文部科学省の調査によれば、通級(軽度の障害の個別支援教室)で指導を受けている児童生徒数は前年比約10%増の13万人以上です。
そのうちの半数が、発達に特性のある子ども(ADHD、学習障害、自閉症)といわれています。
また、この10年でADHDは約6倍、学習障害は約5倍、自閉症は約3倍にも増えているそうです。
これは、発達の特性への認知が増し、通級の利用者が増えていることも要因のひとつです。
発達に個性のあるお子さんとの関わり方は、
親御さんにとっても保育関係者の方々にとっても大きな関心事ではないでしょうか。
中村さんは、株式会社SHUHARIの代表取締役です。
従兄に子どもが生まれたことをきっかけに待機児童問題を知り、保育学 や児童発達支援について学びはじめました。
そして2004年9月、埼玉県志木市にて「保育園元気キッズ志木園」を開園。
それ以降、地域に根ざした福祉事業所を24施設展開しています。
さらに、今年2022年6月には、就学前の幼児への療育やそのご家族への相談支援、地域の施設への援助・助言を行う「児童発達支援センター」を開所する予定です。
本書は、これまで保育園や療育施設を運営し、のべ6万2000人の子どもたちと関わってきた中村さんが、
“気になる行動”をとっている子どもの気持ちや関わり方を、丁寧に解説しています。
本書では、たとえば
・かんしゃくを起こすときの心理
・爪を噛むときの心理
・ものを壊したり、ほかの人を傷つけたりするときの心理
といった具体的なシーンの関わり方や、相談支援事業所への相談の仕方まで紹介しています。
中村さんは、
「大人が困ってしまう行動をする子どもには悪意や害意はないことが多く、困っている気持ちに共感してあげることが大切」
と言います。
また、
「どんな子どもたちも一緒に生活し、勉強ができるような環境をすべての地域で実現していきたい」
という想いから、本書を執筆しようと思ったそうです。
本書には、親御さんや保育関係者を勇気づける言葉もたくさん書かれています。
本書が発達に特性のある子どもを持つ親御さん、幼稚園・保育関係者の方々の救いとなり、
世界中の子どもたちが一緒に生活し、勉強ができる環境が増えていくことを、心から願っています!