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【コラム】本のタイトルとターゲットを決める

2025.11.14

●本のテーマを考える

ここからは、実践編です。

まず、最初に「本のタイトル」と「ターゲット」を決めていきます。

これは、本のテーマと内容を明確にするための作業です。

実際のタイトルは、原稿がすべてそろったあと、

内容を見て決定しましょう。

タイトルを決めるコツは、

『○○な人が、□□な状態になる方法』

というように、

「Before After」がわかるようなものにすること。


これがもっともオーソドックスなパターンです。

どんな人が対象で、

その人がどういう状態になるのかということを、

念頭に置いて考えてみてください。

●ターゲットを決めるために、本で取り上げる本命商品をひとつに絞る

先ほどもお話ししましたが、

本のターゲットは本命商品のターゲットと

一致していることが必須要素です。


そんなとき、

「今後伸ばしていきたい商品が、複数ある場合はどうしたらいいですか?」

という相談もよく伺います。

本命商品にしたいものが多数ある場合でも、

売れる本づくり、本命商品への動線づくりのためには、

シンプルに、ひとつに絞りましょう。

もし悩んだときは、

実績が豊富な商品を選ぶことをおすすめしています。

原稿化する際には、

たくさん実績を出してきた商品のほうが材料を出しやすいからです。

本命商品を絞ったうえで、

いままでのお客様のなかから

理想的な人をターゲットに設定すると、

本のテーマも決めやすくなっていきます。

●ターゲットはできるだけ明確に決める

ターゲットの設定は、具体的に定めましょう。

・年収

・年齢

・性別

・プロ向けか、一般向けか

…というように、要素を細かく出していきます。

紙の本を出版する場合は、

対象の多い、一般向けのほうが売れるため、

ニッチなジャンルはなかなか企画が通りにくい傾向があります。

一方、電子書籍の場合、

ニッチなジャンルでも出版しやすいのです。

とくにプロ・専門家・経営者をターゲットにしても成り立つので、

読者数は少なくなるものの、

よりピンポイントに理想のターゲットと

つながりやすくなるでしょう。

テーマやターゲットを絞り込むと、

本の売れゆき自体には限度があるものの、

本命商品を購入する可能性の高い人が

集まりやすくなる傾向があります。

反対に、広く一般の人をターゲットにすると、

本の売上やリスト獲得はしやすいのですが、

本命商品の購入にはつながりにくくなる面もあります。

ですから、本命商品とのつながりを意識しながら、

ターゲットとテーマを決めていくことがとても重要なのです。