【コラム】数字より「経営者の言葉」が人を動かす
2026.5.1
●電子書籍のなかで理念を経営者が語ることは、数字以上の説得力がある
求人票でまず目に入るのは、
給与や勤務時間、年間休日、賞与回数といった数字です。
たしかにそれらは大切ですが、
数字だけでは人の心は動きません。
人を動かすのは、経営者自身の「言葉」なのですが、
なぜ経営者の言葉が大切なのでしょうか?
それは、会社の理念や文化を
もっとも体現しているのが経営者だからです。
経営者の言葉には、
社員や広報担当者が書いたコピーでは
100%伝えきれない「温度感」があります。
人生そのものの重みや数字ではあらわせない
「想いの証拠」こそが、経営者の言葉なのです。
とくにZ世代の人たちは、
「この会社のほうが、年収が10万円高い」
などと数字では比べず、
「この人のもとで働きたい」
と思える会社を選びます。
昨今の採用は、条件の勝負ではなく信頼の勝負。
その信頼を築くもっとも確実な手段が、
「経営者の言葉」の発信です。
電子書籍なら、その言葉を
もっとも丁寧に届けることができます。
100ページ余りの書籍のなかで、
「経営が苦しい時期に支えてくれた社員の姿」
「一人ひとりを大切にする理由」
といった自らの歩んできた道や悩み、学び、
理念を経営者が語ることは、
数字以上の説得力があるのです。
●本を書く行為は「経営者の覚悟の表明」でもある
求人広告で、
「成長できる環境です」と書くのは簡単です。
でも、本のなかで経営者が
「社員が失敗しても、責めずに支える文化をつくっている」
などと語ったほうが、読み手に
「空気感」を感じさせることができます。
言葉が真実をともなえば、人は行動するもの。
社長が出版した電子書籍を読んだ人から
「文章から社長のお人柄が伝わりました。
面接で直接お話ししたいです」
と言われれば、その応募者は採用後も長く働き、
ゆくゆくは幹部候補に成長してくれるでしょう。
経営者の言葉によって、
数字の裏側にある「意味」を伝えることができます。
たとえば、「給与30万円」という数字の背後にある
「社員の家族を安心させたい」
「地域で暮らす人たちの暮らしを支えたい」
といった想いがある場合、
それを伝えられるものが本なのです。
本を書くという行為は「採用広告の延長」ではなく、
「経営者の覚悟の表明」でもあります。
「わたしはこの理念を信じている」
と世界へ発信することで、
その理念に共感する人が自然と集まってきます。
言葉の力は、数字を超えます。
数字で人を集める時代は、
終わったと言っても過言ではありません。
これからは、言葉で人を惹きつけ、
理念でつながる時代なのです。
